• ホーム
  • 高血圧が引き起こす脳の疾患

高血圧が引き起こす脳の疾患

2019年09月24日
自分で血圧を測定する女性

高血圧が引き起こす脳疾患には、脳出血、くも膜下出血、一時性脳虚血、脳梗塞、脳血管性認知症、などがあります。

脳出血は高血圧と深い関わりのある疾患です。
分類するときにも、高血圧が原因(高血圧性脳内出血)かそれ以外(非高血圧性脳内出血)の2つに分類されるほどです。

死亡率が75%と高く、回復しても麻痺、寝たきり、認知症、などの重大な後遺症を残してしまう恐れがあります。
脳出血の70%以上が高血圧によるものだと言われています。

くも膜下出血も、脳出血のひとつです。
頭蓋骨の下には、クモの巣のような膜、くも膜があります。
この下に脳があります。
くも膜下出血は、くも膜と脳の間の血管に起こる脳出血です。
血圧の上昇で脳に血液を送る血管が急に破れてしまうことで起こります。
死亡率は50%で、再発の恐れがあります。

一時性脳虚血は、脳梗塞の前兆です。
体の一部や半身に力が入らなくなる「脱力発作」が起こるのが特徴です。

脳梗塞にはいくつか種類があります。
動脈硬化によって起こりやすいのが「アテローム血管性脳梗塞」です。
年々患者が増えている病気で、太めの動脈がふさがってしまう病気です。
「アテローム」というのは血液中の余分なコレステロールの塊のことです。

日本人の脳梗塞で多いのが、「ラクナ脳梗塞」です。
アテローム血管性脳梗塞が太めの血管に起こるのに対して、こちらは細い血管に症状があらわれます。
高齢者に多く見られる症状で、長期の高血圧によってリスクが高くなります。

以上までに見てきた脳血管の障害(脳卒中)で神経組織が壊れてしまうと、脳血管性認知症が起こることがあります。
もっとも多い原因は、多発性ラクナ脳梗塞です。
先ほど説明したラクナ脳梗塞が一度にたくさん起こることで起こります。